2012年10月29日月曜日

古文書講座


以前からこちらでご紹介しております屏風の下張り文書を使って数名の院生と古文書の読解を行っています。

初めは、屏風の下張り文書を読むことが目的でしたが、私も含め初心者が多いため、古文書の基礎から読めるようになるために、鎌形慎太郎氏(博物館学コース修了生)にお願いして2週間に一度のペースで古文書講座を開催しています。

開催といっても、少数の初心者コースですが、初めはただの曲線にしか見えなかった文字が徐々に文字にみえるようになってきました。


一つの実物資料から、学部生は副教材として実物資料の扱い、日本古来の修復の理解、下張り文書の写真撮影などを学びました。
古い屏風の解体という作業とそこから出てきた文書の内容は、地域住民(おもに中・高生)へは歴史と勉強を繋ぐ理解と興味の手助けになり、古文書初心者の院生は資料の整理と古文書の読解を学べています。

一隻と一双の屏風に大変多くのことを学ばせていただきました。
出来る限り美しく修復し、下張りの文書などからわかったこと歴史的情報と共に元の地域に返したいと思います。

2012年10月26日金曜日

全国大学博物館学講座協議会(全博協)東日本部会大会

本日、駒澤大学にて全国大学博物館学講座協議会東日本部会大会・総会が行われ、本学より青木豊教授、落合知子准教授、そして私、野中(助手)の3名が出席いたしました。

開催校の湯浅教授の開会の辞の後に、東日本部会会長校の吉良教授のごあいさつに続き、青木豊教授が委員長校としてご挨拶をいたしました。
駒澤大学学長石井教授のお話をいただいた後、総会が行われ大会・合同部会が行われました。

多くの意見を拝聴する機会に恵まれ、有意義な一日となりました。

大会の挨拶をする駒澤大学学長石井教授

委員長挨拶をする青木教授

2012年10月24日水曜日

院生合同研究会

私、野中が大学院生だったころに明治大学と國學院大學の大学院生が中心になり、ほかの大学院に在籍する博物館学を専攻とする、または博物館学も学んでいる大学院生が集まり研究会を行っておりました。
主に、自分の研究内容の発表、和洋問わず博物館学の本を読んでの感想を述べあう、博物館を見学するなどの内容で行っており、自分の大学だけでは発見できなかったことがわかったり、他大ならではの意見をもらえたりと非常に有意義な時間でした。
また、他大学の院生の研究への姿勢などを見ることもでき、刺激になることが多かったのですが、諸事情により、2年程行われておりませんでした。

明治大学の皆様のおかげで、幸いにも、この度研究会を復活させることができ、本日は最初の顔合わせ会を明治大学付近のアミにて行いました。


次回から、徐々に研究会を始めていきます。
次回は11月21日㈬ 19:30から國學院大學の博物館学実習室にて行われます。

明治大学、國學院大學以外で博物館学を専攻している院生の方の参加も歓迎いたします。

2012年10月22日月曜日

掛軸の取扱い


現在、月曜の有元先生(目白大学教授)の授業で掛軸の取り扱いを行っております。
3週かけてじっくりと取り扱いを理解し、今日は最後の一人一人のテストがありました。
テストの間は誰も一言も発さず、軸を扱う一人を緊張感を持って見つめていました。


テストの様子





2012年10月19日金曜日

全国大学博物館学講座協議会(全博協)西日本部会大会

本日、広島女学院大学にて全国大学博物館学講座協議会西日本部会の総会・研修会が行われ、本学より青木豊教授、落合知子准教授が出席されました。

本学は全博協の委員長大学を務めておりますので、青木豊教授は委員長のあいさつなどを行いました。

2012年10月16日火曜日

于先生のお誕生日

特別講義の終了後、于大方先生のお誕生日が近いということもあり、研究室でお誕生日会をいたしました。
中秋節やお誕生日といった重大なイベントがある期間にもかかわらず、國學院大學においでいただき、ありがとうございます。

会の様子

ケーキと于先生


于先生 特別講義


于大方先生の特別講義「西安市博物館事業」が3限と5限に行われました。

中国は言うまでもなく歴史的な遺跡が多く、文化面でも古来より多くの国に影響を与えてきました。
国指定レベルの遺跡は1268件あり、どんどん新しい遺跡が見つかっている状況で、遺跡の整備と博物館の設置が急がれる現状であります。

このような状況の中、西安市では国家的な整備とは別に民営博物館を増やす計画を立てており、于大方先生の「西安于右任故居紀念館」は西安で文化局に初めて登録された民営の博物館として、活動をされています。
(現在は西安市の文物局が博物館の把握を行うことになり、文物局には2012年に登録となっています。)

民営博物館からみた西安市の博物館の現状と今後の課題等について詳しくお話しをいただきました。





2012年10月11日木曜日

于大方館長大学院の授業を見学

國學院大學短期招聘研究員としてお招きしております于大方先生が大学院授業の「博物館学専門・特殊実習」を見学されました。

現在この授業では夏に調査に行った木島平村の民俗資料の調査カード作り、博物館の展示構想などを行っています。

見学をする于先生

2012年10月9日火曜日

魔鏡についての記事が新聞に掲載されました。

かねてからこちらにもご紹介しておりました、南山大学の魔鏡について10月8日㈪の朝日新聞朝刊に掲載されました。

朝日新聞紙面

2012年10月1日月曜日

于大方館長来日

中華人民共和国西安に所在する于右任故居紀念館長の于大方館長が来日されました。

研究室にて特別講義の日程等の打ち合わせを行いました。