2013年8月22日木曜日

博物館学専門・特殊実習


7月27日~8月2日の日程で、大学院の博物館学専門・特殊実習を行いました。実習先は長野県の木島平村で、平成22年度より博物館づくりと民俗資料の整理をさせていただいております。本年度は大学院生15名が参加しました。

まず、例年通り大町倉庫と呼ばれる民具が置かれている倉庫の資料整理を実施しました。昨年度2つ展示棚を設置しましたが、本年度はさらに4つ棚を設置しました。




また本年度の実習として、木島平村の小中学生を対象とした勾玉づくり体験を行いました。木島平村の根塚遺跡からは、全国的にも珍しい「く」の字に曲がった勾玉が出土しております。今回の体験では、大学院生が指導役になり、木島平村で出土した勾玉を作成しました。





本年度の実習の結果、大町倉庫に収蔵されていたほとんどの民具資料の整理が完了しました。今後は民具の分類別配架などを実施していき、収蔵展示室として整理を継続する予定です。