本日、BSフジ「ガリレオX」の撮影があり、青木教授が出演されました。
今回のテーマとして博物館を取り上げるということで、青木教授へ博物館についてのインタビューが行われました。
放映予定日は平成26年10月26日で、BSフジにて放映されます。
2014年9月25日木曜日
2014年9月23日火曜日
平成26年度大学院専門実習 木島平村現地実習
投稿が前後しますが、平成26年7月25日から31日の7日間の日程で、大学院専門実習を実施しました。実習地は、長野県下高井郡木島平村で、本年で5回目の実施となりました。本年は、教員3名と、博物館学専攻の大学院生7名、複専修の学生3名が参加しました。
7月25日は、14:00に長野駅集合、16:00に宿泊施設である木島平村農村交流館に到着し、その後民具資料を収蔵している大町倉庫へ機材搬入を実施しました。夕食後には、翌日からの実習についてのミーティングを行いました。
7月26日は、8:30から作業開始しました。事前に大町倉庫内に大型収蔵棚が設置されていたため、民具資料を移動、分類配架を実施しました。また、27・28日にふるさと資料館でのワークショップを計画していたので、担当班はワークショップの準備・会場設営を行いました。
同日は、夕刻より木島平村 芳川村長とふるさと資料館 樋口館長による講話を開催しました。芳川村長からは、村の現状と今後望まれる姿について、樋口館長からは昨年開館したふるさと資料館についての講義を戴きました。
7月27日には、9:00より木島平村農村交流館でワークショップを開催しました。このワークショップは、昨年から続くイベントで、計画・準備・指導に至るまでのすべてを大学院生が自ら行うものです。本年は、模造弥生土器での米炊き体験と、勾玉づくりのワークショップを開催しました。
米炊き体験は、木島平村の特産である米を、木島平村の著名な遺跡である根塚遺跡から出土した土器の模造で炊いて食べることを目的に計画しました。
勾玉づくり体験は、昨年度と同様に根塚遺跡出土の「く」の字勾玉を作ることを意図しました。まず、大学院生による講義を行い、その後各自製作を始めました。また、今回の体験には、本学広報課より取材があったほか、木島平村のローカル局よりTV取材がありました。
7月28日は、8:30から作業を開始し、大町倉庫での分類配架、ワークショップの準備・会場設営を継続しました。本年は、ワークショップを2日間開催し、同日は20時よりふるさと資料館でのナイトミュージアムを開催しました。本ワークショップは、夜の博物館を見学することで驚きと発見を創出するほか、夜間という時間帯を利用して古代~現代までの灯火具の実演・解説展示を行うことを意図しました。
7月29日は8:30から作業を開始し、大町倉庫での分類配架を継続する。作業中に木島平村浦山副村長・樋口館長の訪問を受け、収蔵資料に関する説明や展示方針について指導を戴きました。また、倉庫を訪問された地元の方より、民具の名称や使用方法についてのレクチャーを戴きました。
7月30日には、ふるさと資料館の展示改良を行う参考とするために、上越地域の博物館調査を実施しました。木島平村からは、根塚遺跡出土勾玉をはじめとして数点のヒスイ製品が遺存することから、その産地である糸魚川周辺域を調査し、周辺博物館での展示活用状況をふるさと資料館での展示の参考とすることを目的としたものです。
午前中には、天然記念物であり、世界ジオパークに指定されている糸魚川周辺のヒスイ硬玉産地を見学しました。
午後より、糸魚川市に所在する「フォッサマグナミュージアム」と「長者ヶ原遺跡・長者ヶ原考古館」を見学しました。
最終日の7月31日は、8:00より宿舎の清掃作業を行い、12:00に長野駅に到着し、解散となりました。本年の実習により、大町倉庫の収蔵展示が暫定的ながら完了し、一般公開に向けて動き始めております。
今回の実習では、土器による米炊き体験とナイトミュージアムという新たな試みを行いましたが、成功裏に終わることができました。大学院生たちも、ワークショップの企画、運営を実践することができ、今後博物館等で勤務する際の良い経験となったと思います。
7月25日は、14:00に長野駅集合、16:00に宿泊施設である木島平村農村交流館に到着し、その後民具資料を収蔵している大町倉庫へ機材搬入を実施しました。夕食後には、翌日からの実習についてのミーティングを行いました。
木島平村農村交流館
木島平村農村交流館 挨拶
大町倉庫 展示替え前
展示替え風景
ワークショップのための実験風景
同日は、夕刻より木島平村 芳川村長とふるさと資料館 樋口館長による講話を開催しました。芳川村長からは、村の現状と今後望まれる姿について、樋口館長からは昨年開館したふるさと資料館についての講義を戴きました。
左:木島平村 芳川村長
右:ふるさと資料館 樋口館長
7月27日には、9:00より木島平村農村交流館でワークショップを開催しました。このワークショップは、昨年から続くイベントで、計画・準備・指導に至るまでのすべてを大学院生が自ら行うものです。本年は、模造弥生土器での米炊き体験と、勾玉づくりのワークショップを開催しました。
米炊き体験は、木島平村の特産である米を、木島平村の著名な遺跡である根塚遺跡から出土した土器の模造で炊いて食べることを目的に計画しました。
受付風景
土器焼成実験
古代米の炊き上がり
昼食風景
勾玉講義風景
製作体験風景
ナイトミュージアム風景
野外での灯火実験
7月29日は8:30から作業を開始し、大町倉庫での分類配架を継続する。作業中に木島平村浦山副村長・樋口館長の訪問を受け、収蔵資料に関する説明や展示方針について指導を戴きました。また、倉庫を訪問された地元の方より、民具の名称や使用方法についてのレクチャーを戴きました。
左:浦山副村長
樋口館長による展示指導
民具の名称についてのレクチャー風景
7月30日には、ふるさと資料館の展示改良を行う参考とするために、上越地域の博物館調査を実施しました。木島平村からは、根塚遺跡出土勾玉をはじめとして数点のヒスイ製品が遺存することから、その産地である糸魚川周辺域を調査し、周辺博物館での展示活用状況をふるさと資料館での展示の参考とすることを目的としたものです。
午前中には、天然記念物であり、世界ジオパークに指定されている糸魚川周辺のヒスイ硬玉産地を見学しました。
糸魚川ヒスイ硬玉産地
フォッサマグナミュージアム
長者ヶ原考古館
長者ヶ原遺跡 復元住居
最終日の7月31日は、8:00より宿舎の清掃作業を行い、12:00に長野駅に到着し、解散となりました。本年の実習により、大町倉庫の収蔵展示が暫定的ながら完了し、一般公開に向けて動き始めております。
大町倉庫 展示替え終了後
青木教授、落合准教授 中国出張
平成26年9月1日から7日の日程で、本研究室の青木豊教授及び落合准教授が中国へ出張されました。本出張は、海外インターンシップ受講学生の引率と交流事業に係る協議を目的とするもので、今年は大学院博士課程後期2年の院生が参加しております。
9月1日は移動日とし、2日には今回の派遣インターン大学院生を引率同行し、西安于右任故居紀念館においてインターンシップ実施内容などに関する協議を行いました。
また2日には、关中民俗院、秦砖汉瓦博物馆、唐宛、华藏博物馆等の周辺博物館施設調査を実施しました。夜間には、青木教授による講演会「日本の博物館の現状と課題」を開催しました。
9月3日には、西安于右任故居紀念館において、引き続きインターンシップ実施内容などに関する協議を実施し、その後、汉城遗址、汉唐石刻博物馆、芙蓉园、邱总个人瓷器收藏等の周辺博物館施設の調査を実施しました。また夜間には、落合准教授による講演会「野外博物館事情」を開催しました。
9月4日は移動日として、次の用務地である上海へ向かいました。9月5日には、上海大学に於いて今後の協力事業実施計画等について協議し、さらに上海大学の要請により本学の高度博物館学に関する特別講演を実施しました。
また同日には、周辺博物館施設調査として、上海宝山罗店闻道园野外博物馆を見学しました。
9月6日には、上海大学に於いて今後の協力事業実施計画等について協議を行い、上海崧澤文化博物館、上海青浦广富林遗址公園等の周辺博物館施設等の調査を実施しました。
両先生は、9月7日に帰国されましたが、インターンシップ生は9月28日まで中国に滞在いたします。大学院生には、今回のインターンシップを通じて、今後の研究活動や博物館活動に対し、得られるものがあればと思います。
9月1日は移動日とし、2日には今回の派遣インターン大学院生を引率同行し、西安于右任故居紀念館においてインターンシップ実施内容などに関する協議を行いました。
西安于右任故居紀念館でのインターンシップ打ち合わせ
(左:于右任故居紀念館長 于大方氏、中央左:本学青木教授、中央右:于右任故居紀念館長 于大平氏、左:大学院生)
西安 青木先生講演風景
西安漢長安城未央遺跡博物館会議室にて講義
青木教授 上海大学講演風景
落合准教授 上海大学講演風景
9月6日には、上海大学に於いて今後の協力事業実施計画等について協議を行い、上海崧澤文化博物館、上海青浦广富林遗址公園等の周辺博物館施設等の調査を実施しました。
両先生は、9月7日に帰国されましたが、インターンシップ生は9月28日まで中国に滞在いたします。大学院生には、今回のインターンシップを通じて、今後の研究活動や博物館活動に対し、得られるものがあればと思います。
2014年9月1日月曜日
平成26年度第5回博物館実習Ⅲ 北海道地方
8月26日~29日の日程で、第5回の博物館実習Ⅲ見学実習を催行しました。今回は、北海道地域の博物館見学を意図し、札幌から北海道をほぼ一周する形で見学を行いました。
8月26日は、9時に札幌駅に集合しました。まず、北海道大学総合博物館を見学し、湯浅准教授から博物館の概要をお聞きしたのち、収蔵庫等のバックヤードを見学させていただきました。
8月26日は、9時に札幌駅に集合しました。まず、北海道大学総合博物館を見学し、湯浅准教授から博物館の概要をお聞きしたのち、収蔵庫等のバックヤードを見学させていただきました。
北海道大学総合博物館
湯浅万紀子准教授からの解説風景
岩石収蔵庫見学風景
その後、同大学農学部の附属植物園を見学し、中に所在する北方民族資料室、宮部金吾記念館を訪問しました。本植物園には、ほかに博物館があるものの、現在耐震工事中の為見学することができませんでした。
北方民族資料室
宮部金吾記念館
北海道大学農学部博物館(工事中)
北海道大学を見学の後旭川市へ移動し、旭川市博物館と男山酒造り資料館を見学しました。
旭川市博物館
旭川市博物館 展示風景
男山酒造り資料館
男山酒造り資料館 展示風景
27日は北見市方面へ移動し、留辺蘂町山の水族館と端野歴史民俗資料館を見学しました。
山の水族館
山の水族館 展示風景
北見市端野歴史民俗資料館
北見市端野歴史民俗資料館 展示風景
その後網走市に移動し、網走市立郷土博物館と分館のモヨロ貝塚館を見学しました。網走市立郷土博物館では、学芸員の梅田広大氏から、またモヨロ貝塚館では、館長の米村衛氏より館の概要や取り組みについての解説を受けました。
網走市立郷土博物館
網走市立郷土博物館分館モヨロ貝塚館
見学風景
モヨロ貝塚館 展示風景
28日には、まず宿泊地から近い博物館網走監獄を見学しました。博物館網走監獄は、網走市内に所在していた網走集治監の建物を移築再現した野外博物館です。
博物館網走監獄
博物館網走監獄 内部風景
その後、帯広方面に向けて移動をし、途中の足寄動物化石博物館と本別町歴史民俗資料館を見学しました。
足寄動物化石博物館
足寄動物化石博物館 展示風景
本別町歴史民俗資料館
本別町歴史民俗資料館 展示風景
同日最後には、帯広市の帯広百年記念館を訪れ、同館の池田学芸員より博物館の概要や取り組みについての解説とバックヤード見学をさせていただきました。
帯広百年記念館
帯広百年記念館 池田学芸員
帯広百年記念館 展示風景
最終日の29日には、まずむかわ町へ移動し、穂別博物館、中村記念館、地球体験館を見学しました。
むかわ町立穂別博物館
むかわ町立穂別博物館 展示風景
むかわ町中村記念館
むかわ町穂別地球体験館
むかわ町穂別地球体験館 見学風景
その後栗山町へ移動し、栗山町開拓記念館と泉記念館を見学しました。
栗山町開拓記念館
栗山町開拓記念館 展示風景
泉記念館
栗山町を見学したのちミーティングを実施し、新千歳空港で解散となりました。
今回の博物館実習では、駆け足ながらも北海道をほぼ一周し、その土地ごとの風土や植生、文化などをも感じられるものであったと感じます。実際に、今回は様々な館種の博物館を見学し、汎北海道の博物館特性を学ぶことができたかと思います。参加学生には、今回の経験を今後の学習、就職等に活かしてもらえればと思います。
次回は、来年2月に次年度博物館実習を開催します。
登録:
投稿 (Atom)