2016年6月30日木曜日

横手市教育委員会来校

 平成28年6月29日の夕方、秋田県横手市教育委員会の高橋輝幸課長と島田祐悦主査が来校されました。今回は、昨年度来校された際に協議した内容をさらに深め、同市で計画している博物館資料の整理や、研究室との更なる連携などについて打ち合わせを行いました。

2016年6月24日金曜日

平成28年度全国大学博物館学講座協議会 全国大会

 平成28年6月17日と18日の2日間、全国大学博物館学講座協議会の平成28年度全国大会が開催されました。会場は、徳島県の四国大学交流プラザが設定され、加盟大学180余校のうち86大学130名の参加がありました。
 大会当日は、午前11時に四国大学交流プラザに入り、大会前の事前打ち合わせ会が開催されました。事前打ち合わせ会では、大会での審議内容について再点検を行い、また6月4日に國學院大學で実施した、60周年記念事業委員会の決定事項を確認し、午後の大会に向けての意見統一を行いました。
事前打ち合わせ会風景

 平成28年度全国大学博物館学講座協議会全国大会は、午後から総会が開催されました。まず、委員長大学である東北学院大学の辻秀人教授が開会のあいさつを行い、続いて開催校である四国大学 佐藤一郎 理事長より歓迎のあいさつをいただき開催されました。
 東北学院大学 辻秀人 教授
四国大学 佐藤一郎 理事長

 開会のあいさつの後、総会が行われ、進行役として明治大学の矢島國雄教授が議長として選出され議事に入りました。議題は、①平成27年度事業報告、②平成27年度収支決算報告、③平成27年度会計監査報告、④平成28年度事業計画案、⑤平成28年度予算案、⑥平成29年度委員長交代について、⑦平成28年度役員校について、⑧60周年記念事業について、⑨その他の9議題でありました。
明治大学 矢島國雄 教授 
 中央:東北学院大学 加藤准教授、右:同大学 福田氏(事務局)
 会計監査報告:東北福祉大学 岡田清一 教授

 総会終了後、研修会が行われました。研修会は、まず基調講演として四国大学の真鍋俊照教授より「四国遍路と世界遺産」が公演されました。本講演では、四国独自の文化である「お遍路」の文化的価値について再確認され、それを世界遺産として登録するための取り組みについて報告されました。
 四国大学 真鍋俊照 教授
真鍋教授 講演風景

 その後フォーラムとして、「博物館学芸員養成課程の現在、そしてこれから」と題が設定され、四国大学の須藤茂樹准教授の進行のもと、講演者4名により報告が行われました。
 まず、愛媛大学の幸泉満夫准教授からは、同校での学芸員養成の取り組みと今後の姿についての意見が述べられました。
 愛媛大学 幸泉満夫 准教授
幸泉准教授 講演風景

 続いて徳島文理大学の濱田宣教授より、高松市石の民俗資料館と連携した独自の博物館実習について報告がありました。
 徳島文理大学 濱田宣 教授
濱田教授 講演風景

 さらに、開催大学である四国大学の須藤准教授より、3大学と徳島県立文化の森が連携した学芸員養成の現状報告が行われ、また学生を受け入れる側として徳島県立博物館の長谷川賢二氏より、3大学連携事業の実態について報告がありました。
 四国大学 須藤茂樹 准教授
 徳島県立博物館 長谷川賢二 氏
長谷川氏 講演風景

 フォーラムでは、学芸員を養成するにあたって四国域で実践されている独自の事例が報告され、今後の学芸員養成にはより実践的な教育が必要であるとの意見に達しました。また、大学としてどのような学芸員を養成していくか、それぞれの方針が確認されました。このフォーラムを以て大会は終了しました。
フォーラム開催風景

 大会終了後の情報交換会においては、各大学の担当者が個別に情報交換を行い、それぞれが抱える問題点などが話し合われました。

 6月18日は、見学研修会が開催されました。今回の見学会では、徳島の伝統産業を学ぶ「阿波人形浄瑠璃と阿波藍」(Aコース)、徳島県立文化の森と鳴門市ドイツ館などを見学する「徳島の自然・歴史・文化と第九発祥の地」(Bコース)、眉山登頂と阿波おどりを体験する「四国三郎吉野川、眉山と阿波踊り」(Cコース)が設定され、Bコースの研修に参加しました。
 徳島県立文化の森は、県立博物館、近代美術館、鳥居龍蔵記念博物館、文書館、図書館が一地域に所在する複合施設群で、図書館を除く4館を順次見学しました。
 徳島県立博物館・近代美術館・鳥居龍蔵記念博物館
 徳島県立博物館 解説風景
左:徳島県立博物館 湯浅利彦 館長、右:同館 長谷川氏
 徳島県立文書館

その後、道の駅第九の里に隣接する鳴門市ドイツ館と賀川豊彦記念館を見学しました。ドイツ館は、第一次世界大戦時にドイツ軍俘虜収容所が置かれ、日本で初めてベートーベンの第九が演奏された地でもある当該地域の歴史を顕彰する施設です。また、地域の偉人である賀川豊彦を顕彰する記念館が設置されており、両館を併せて見学しました。
 鳴門市ドイツ館
 鳴門市ドイツ館 解説風景
鳴門市賀川豊彦記念館

 その後、15:40頃に徳島阿波おどり空港に立ち寄り、徳島駅にて解散となりました。
 今回の全国大会は、北海道から沖縄まで、幅広い地域の教職員が参集し、様々な問題について意見を交わすことができ、大変有意義な会であったと思います。また見学会は、徳島県の魅力を十分に感じられるコース設定で、同県に関する理解を深められました。
 次年度の全国大会は、東京都の明治大学にて開催されます。 

2016年6月23日木曜日

6月22日活動報告

 平成28年6月22日は、大学院の進学相談会と博物館実習Ⅲの最終説明会を開催しました。
 大学院進学相談会は、15時より常盤松ホールで開催されました。15:20ころより、教員との個人面談が開催され、博物館学コースには11名の進学希望者が相談に訪れました。

 16:10からは、博物館実習Ⅲの最終説明会を開催しました。当説明会は、夏季に実施する第4回関西地方実習と第5回北海道地方実習に参加する学生を対象に、実習での注意事項や心構え、日程などを説明しました。