2018年12月24日月曜日

平成30年度後期ゲスト講師

 平成30年12月22日に後期のゲスト講師による特別講義を実施しました。今回は、鎌倉歴史文化交流館の浪川幹夫氏をお招きし、「鎌倉の災害痕跡と文化財被害」のテーマでご講義いただきました。

右 浪川氏    左 青木教授

浪川氏講義風景


 講義では、地震や津波による鎌倉市の被害やその痕跡についてなどについてお話しいただき、過去の災害から学ぶべき事を多くの事例を紹介しつつ解説して頂きました。
 本年度の特別講義は、今回の講義で終了となります。次年度は、4月に大学院の特別講義、7月と12月にそれぞれ学部の特別講義を開催予定です。

2018年12月8日土曜日

平成30年12月8日大学院進学相談会

 平成30年12月8日、大学院の進学相談会が開催されました。
 大学院進学相談会は、15時より2号館2202教室で全体説明会が開催され、15:30ころより教員との個人面談が若木タワー5Fで開催。博物館学コースには多くのの進学希望者が相談に訪れました。
説明会の様子

青木教授に相談する進学希望者

2018年11月20日火曜日

韓国鼎冠博物館・分館 館長 成炫周先生 特別講義

平成30年11月20日に韓国鼎冠博物館・分館館長 成炫周先生による特別講義が行われました。今回は、大学院生を対象とした講義1コマ(「地域博物館論研究」内)を実施していただきました
成炫周先生

講義風景
 今回の講義では、鼎冠博物館分館の所在する韓国 釜山周辺の博物館事情について講義をして頂きました。


2018年11月6日火曜日

中国山東省青州博物館研究員 劉雍先生 特別講義

平成30年11月6日に中国山東省青州博物館研究員の劉雍先生による特別講義が行われました。今回は、大学院生を対象とした講義1コマ(「地域博物館論研究」内)を実施していただきました。

右 青木豊教授   中央 修士2年陳維新氏(通訳) 左 劉雍先生



講義風景

 劉先生は、金銅仏を研究テーマとしており、今回の講義では中国の金銅仏について時代別に解説をして頂きました。

西安于右任故居記念館  于大方館長 特別講義

平成30年11月6日に西安于右任故居記念館の于大方館長による特別講義が行われました。
 この講義は、國學院大學大学院の短期招聘制度に基づくもので、海外の研究者を日本に招聘し調査・研究に資していただくものです。
 当該招聘では、研究者の方々に滞在中の講義をお願いしており、本年は11月6日に特別講義を開催しました。今回は、学部生を対象とした講義2コマ(「博物館展示論」内)を実施していただきました。
于先生 講義の様子
 于先生は、中国における民営博物館経営論を研究テーマとしており、今回の講義では西安地方の博物館の概要紹介と西安于右任故居記念館の概説を主としました。
 

2018年10月13日土曜日

平成30年度国史学会 10月例会

平成30年10月13日に国史学会の10月例会を開催しました。例年、10月例会は、博物館学がテーマに設定されており、本年度も4名の大学院生が発表を行いました。
 
国史学会10月例会タイムテーブル
司会 田中彩氏
 当日は、博士課程前期2年の陳維新氏の「民国初期から現在までの中国の遺跡保護及びその結果」、彭露氏の「中国博物館学の濫觴と展開に関する研究」、伊東俊裕氏の「ミュージアムと障害者の社会史-モナリザ・スプレー事件を中心に-」、山内智子氏の「擬洋風建築とその博物館利用について」の4つの発表がなされました。
陳維新氏「民国初期から現在までの中国の遺跡保護及びその結果」


彭露氏「中国博物館学の濫觴と展開に関する研究」

伊東俊裕氏「ミュージアムと障害者の社会史-モナリザ・スプレー事件を中心に-」

山内智子氏「擬洋風建築とその博物館利用について」


2018年9月15日土曜日

平成30年度 第5回 博物館実習Ⅲ 上信越地方

平成30年9月11日から14日の日程で、第5回博物館実習Ⅲ(地方見学実習)を催行いたしました。今回は、23名の参加者を得て上信越地域の博物館を見学致しました。
 初日の9月11日は、午前9時にJR長野駅に集合し、ミーティングを行った後最初の見学先の真田宝物館を訪問しました。その後、聖博物館、松本市立博物館を見学、松本市立博物館では学芸員の方より館の概要説明と収蔵庫見学をさせていただきました。


聖博物館

聖博物館の野外展示 一例


翌12日は、旧制高等学校記念館、森将軍塚古墳館、上田市博物館・上田城址を見学しました。
上田市博物館

翌13日は、群馬県立自然史博物館、安中市学習の森、かみつけの里博物館、高崎市民俗資料館を見学しました。

高崎市民俗資料館

最終日の14日は、上里町郷土資料館、さいたま市立博物館を見学し、解散しました。

2018年8月11日土曜日

平成30年度 第4回 博物館実習Ⅲ 北海道地方

 平成30年8月7日から10日の日程で、第4回博物館実習Ⅲ(地方見学実習)を催行いたしました。今回は、20名の参加者を得て北海道の道南・道央地域の博物館を見学致しました。
 初日の8月7日は、午前9時にJR函館駅に集合し、ミーティングを行った後最初の見学先の八雲市郷土資料館を訪問しました。その後、ピリカ旧石器文化館を見学、学芸員の方より館の概要説明と収蔵庫見学をさせていただきました。


八雲市郷土資料館外観と同館での展示解説風景


ピリカ旧石器文化館 宮本学芸員



翌8日は、まず樺太関係資料館を見学しました。その後、北海道大学総合博物館、北海道博物館を見学。北海道博物館では、学芸員の方から講話と収蔵庫の見学の案内をして頂きました。
翌9日は、北広島市エコミュージアム、室蘭民俗資料館、函館市縄文文化交流センターなどを見学しました。


室蘭市民俗資料館外観


最終日は、函館市北洋資料館、市立函館博物館を見学し、解散しました。

2018年7月16日月曜日

平成30年度前期ゲスト講師


 平成30年7月14日13時~17時に、前期のゲスト講師による特別講義を開催いたしました。本講義は、博物館の関係者や修復技術を有する専門家、芸術家など幅広い方々をお招きし、御講義頂く企画です。
 本年度は、鎌倉市教育委員会市内遺跡調査員の福田誠氏をお招きし、「遺跡が語る都市の風景」との題目でご講義いただきました。


福田誠氏

                  講義風景(1105教室)




2018年7月11日水曜日

平成30年度 第1回大学院進学相談会

   
 7月10日15:00より、平成30年度の大学院進学相談会が、AMC1階常磐松ホール(全体説明会)及び若木タワー5階(個別相談会)にて開催されました。今回は第1回ということで、学部2年生から4年生まで様々な学生・社会人が参加しました。博物館学研究室のブースには、15名程度の学生たちが並び、熱心に質問をしておりました。





2018年7月10日火曜日

平成30年度 全国大学博物館学講座協議会 全国大会



 平成30年6月16日、17日に全国大学博物館学講座協議会の全国大会を開催いたしました。会場は長崎国際大学で、78大学より121名の参加がありました。
 平成30年度全国大学博物館学講座協議会全国大会は、午後1時から総会が開催されました。まず、委員長大学である本学の青木豊教授が開会のあいさつを行い、続いて開催校である長崎国際大学中村憲一郎学長より歓迎のあいさつをいただき開催されました。
  
 青木委員長 挨拶

                       中村憲一郎 学長挨拶
              
 全国大会の様子

開会のあいさつの後、総会が行われ、進行役として法政大学の金山喜昭教授が議長として選出され議事に入りました。
  
議長:法政大学 金山喜昭 教授

 議題は、①平成29年度事業報告、②平成29年度収支決算報告、③平成29年度会計監査報告、④平成30年度事業計画案、⑤平成30年度予算案、⑥平成30年度役員校について、⑦参与会員について、⑧後援について、⑨その他の9議題であります。
 初めに、昨年度事務局である國學院大學 二葉俊弥が平成29年度の活動報告と収支決算報告を行い、次に会計監査校である宮城学院女子大学 井上研一郎教授より監査報告が行われ、これについて問題なく承認されました。続いて、今年度の事業計画と予算案について、事務局の二葉より提案を行い、その後、平成30年度役員改選について提案され、承認されました。続いて、参与会員ついてとして、國學院大學 青木豊教授より花園大学 芳井敬朗名誉教授の参与会員への推薦が行われ、全会一致で承認されました。また、後援についてとして、東海大学江水是仁氏より提案が行われました。これをもって総会は終了しました。
 収支決算報告:國學院大學 二葉俊弥
会計監査報告:宮城学院女子大学 井上研一郎教授
                            後援について:東海大学 江水是仁教授 

 休憩後、シンポジウムが行われました。同会は、60周年記念講演会「全博協のあゆみ」をテーマとし、4名の講演者から基調・特別講演を行った後、質疑応答を行いました。講演者と演題は以下の通りです。(敬称略)

基調講演1:鷹野光行(お茶の水女子大学 名誉教授)「全国博物館学講座協議会のこれまでとこれから」
基調講演2:有本修一(目白大学 教授)「全国博物館学講座協議会東日本部会32年の活動
基調講演3:中村浩(大阪大谷大学 名誉教授)「全国博物館学講座協議会西日本部会40年の活動
特別講演4:栗原祐司(京都国立博物館 副館長)「変革期の文化・博物館行政」

 鷹野光行 名誉教授
 有本修一 教授
 中村浩 名誉教授
栗原裕司 副館長

 大会終了後の情報交換会においては、各大学の担当者が個別に情報交換を行い、それぞれが抱える問題点などが話し合われました。

             
                             情報交換会 会場

次年度の全国大会は、法政大学にて開催の予定です。

2018年6月20日水曜日

担当者変更のお知らせ

 平成30年4月をもちまして活動報告の担当者が 中島金太郎 から 二葉俊弥 に変更になりました。
 今後とも國學院大學博物館学研究室を宜しくお願い致します。


2018年3月13日火曜日

平成30年度 第3回 博物館実習Ⅲ 関西地方

 平成30年3月8日から11日の日程で、第3回博物館実習Ⅲ(地方見学実習)を催行いたしました。今回は、28名の参加者を得て愛知県、岐阜県、滋賀県、福井県域の博物館を見学致しました。
 初日の3月8日は、午前9時にJR名古屋駅太閤通口に集合し、ミーティングを行った後最初の見学先の名古屋市博物館を訪問しました。名古屋市博物館では、学芸課の岡村弘子学芸員より館の概要説明と収蔵庫前室までのバックヤード見学をさせていただきました。
名古屋市博物館
岡村弘子 学芸員 解説風景

 その後、垂井町歴史民俗資料館、関ケ原町歴史民俗資料館、多賀町立博物館をそれぞれ見学しました。
 垂井町歴史民俗資料館(タルイピアセンター)
 関ケ原町歴史民俗資料館
多賀町立博物館

 翌9日は、まず滋賀県立安土城考古博物館を見学しました。同館では、山下立学芸員より館の概要説明とバックヤードを御案内いただきました。
 滋賀県立安土城考古博物館
山下 立 学芸員 講義風景

 その後同日は、ヤンマーミュージアム、長浜市浅井歴史民俗資料館、若狭町歴史文化館を見学致しました。
 ヤンマーミュージアム
 長浜市浅井歴史民俗資料館
若狭町歴史文化館

 3日目は、福井県小浜市から福井市にかけての博物館を見学しました。同日は、福井県立若狭歴史博物館、敦賀市立博物館、みなとつるが山車会館、鯖江市まなべの館、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館、福井県立恐竜博物館の6館を訪問しました。
 福井県立若狭歴史博物館
 敦賀市立博物館
 みなとつるが山車会館
 鯖江市まなべの館
 特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並み
 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館
福井県立恐竜博物館

 最終日の11日は、まず福井県立歴史博物館を訪問しました。同館では、山形裕之副館長より館の概要や平成15年のリニューアルに際して心掛けたこと、学芸員としての心得などをお話いただきました。また、同日は時間が押していたため、見学予定だった長浜城歴史博物館の見学を割愛し、米原市伊吹山文化資料館を見学しました。
 福井県立歴史博物館
 山形裕之 副館長 講義風景
米原市伊吹山文化資料館

 最終日は、伊吹山文化資料館の職員のご厚意で館内のスペースをお貸しいただいてミーティングをおこない、15時過ぎにJR米原駅にて解散となりました。
 今回の実習では、県立館や市立の大型館など比較的設置母体が大きい博物館を複数見学し、それらの比較検討を行うことができたほか、市町村立の中小館を併せて見学することで双方の利点や改善点などを学生なりに考えることができたかと思います。
 今回の実習を持ちまして、平成30年度の春季実習は終了となり、残り2回を夏季休暇中に実施いたします。平成30年度第4回は北海道道南地方、第5回は上信越地方の博物館をそれぞれ見学する予定です。