実習初日は、午前9時にJR松山駅へ集合し、松山市考古館、東温市歴史民俗資料館、久万高原山村歴史館、面河山岳博物館の4館を見学しました。中でも面河山岳博物館では、学芸員の矢野氏から学芸員の仕事についての講演を拝聴し、学生たちも刺激を受けたかと思います。
面河山岳博物館 遠景
学芸員の矢野真志 氏
面河山岳博物館 見学風景
21日は、西条市立郷土博物館、新居浜市立郷土美術館、別子銅山記念館、西条市東予郷土館、今治市ふるさと美術古墳館を見学しました。新居浜市立郷土美術館では、館長の野口氏、学芸員の松尾氏から収蔵庫を含めた様々な解説を戴きました。
左・松尾学芸員、中央・野口館長、右・本学 青木教授
民間の絵画サークルによる展覧会準備状況(新居浜市立郷土美術館)
22日は、しまなみ海道の愛媛県側を巡り、今治市大西藤山歴史資料館、波方歴史民俗資料館、伯方ふるさと歴史公園資料館、村上水軍博物館、吉海郷土文化センターを訪問しました。村上水軍博物館では、矢野館長、櫛部学芸員より、村上水軍を中心とした博物館の運営と仕事について解説を戴きました。
村上水軍博物館 遠景
解説状況①
解説状況②
23日は、松山市北条ふるさと館、湯築城資料館、愛媛県人物博物館を見学しました。
元館長 竹田氏より解説を受ける(北条ふるさと館)
湯築城跡見学風景
今回の実習では、主に中小の地方博物館を見学することを意識しました。現在の日本が抱える博物館の問題は、地方の中小館に顕著にみられることから、それらを見学することで学生たちも博物館について考えるきっかけとなったと思います。今回参加した学生の中から意識の高い学芸員が一人でも多く表れることを期待します。
次回は、平成26年2月28日~3月3日の日程で九州地方の博物館を見学いたします。
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