2014年3月7日金曜日

平成26年度第2回博物館実習Ⅲ 九州地方

 平成26年2月28日~3月3日の日程で、第2回の博物館実習Ⅲ(九州地方)を催行いたしました。
 2月28日は、午前9時に熊本駅に集合し、熊本市塚原歴史民俗資料館、宇城市小川郷土資料館、東洋石匠館、八代市立博物館(未来の森ミュージアム)、松井文庫松濱軒を見学しました。国指定史跡の塚原古墳群に隣接する熊本市塚原歴史民俗資料館では、学芸員の清田氏より館の概要や学芸員の仕事についてお話を戴きました。

 塚原歴史民俗資料館での講義風景
 熊本市塚原歴史民俗資料館 学芸員 清田純一氏
八代市立博物館 未来の森ミュージアム
 
 3月1日は、植木町田原坂資料館、熊本県立装飾古墳館、鞠智城温故創生館、筑後市郷土資料館を見学し、熊本県立装飾古墳館では参事の池田氏より貴重なお話を伺いました。また同館では、収蔵庫をはじめとしたバックヤード見学や、同日に開催されていた土器焼き体験の様子を見学させていただけたなど、貴重な体験をさせていただきました。
 植木町田原坂資料館
熊本県立装飾古墳館 見学風景
熊本県立装飾古墳館 参事 池田朋夫氏
 
 3月2日は、佐賀県・福岡県に移動し、吉野ケ里歴史公園、吉井歴史民俗資料館、飯塚市歴史資料館、須恵町立歴史民俗資料館を見学しました。飯塚市歴史資料館では、学芸員の樋口氏より収蔵庫を含めた博物館の裏側について詳細な見学をさせていただきました。
 吉野ケ里遺跡 北墳丘墓覆屋
飯塚市歴史資料館 見学風景(中央:飯塚市歴史資料館 学芸員 樋口氏)
 

 3月3日には、板付遺跡弥生館、元寇史料館、九州大学総合研究博物館の見学を行いました。九州大学総合研究博物館では、副館長の岩永教授より展示や資料保存だけでなく、調査研究を含めた博物館活動についてお話を頂戴いたしました。
板付遺跡弥生館

中央右:九州大学総合研究博物館 副館長 岩永省三教授
 
 今回の見学実習では、やや人文系が多かったものの様々な館種の博物館に於いて学習することができました。中でも、バリアフリーや資料の保存環境などは、博物館ごとにかなりの違いが見られ、実習生たちも刺激を受けたことと思います。
 次回は、3月11日~14日の日程で北関東地方の博物館を見学いたします。
 

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