実験場所は、国指定史跡「勝坂遺跡」の土器焼き場を相模原市より貸し出していただき、教員2名と大学院生5名が参加して実験を行いました。
勝坂遺跡管理棟
まず、土器の周囲についた汚れ・カスなどを歯ブラシで落とし、同時に地面を掘り窪めて火を起こします。
その後、炉の周囲に土器を配置し、乾燥しきれなかった水分を十分に飛ばします。
十分に乾燥したら、直接火にくべ、覆いをするように焼成します。
焼成が完了したのち、完成した土器を用いて米を炊く実験を行いました。まず、粥を炊いて土器の目を詰まらせ、その後米と水を入れます。
蓋をして火にかけ、重しをして炊き上がりを待ちます。
今回の実験では、無事に米が炊き上がりました。
17日に実施した実験は、7月に長野県木島平村で実施する予定のワークショップに先駆けたもので、7月までの間にもう一度土器づくりと野焼きを実施する予定です。今回、ヒビや割れなどが生じてしまった土器もあったことから、次回までに問題点を整理し、7月のワークショップに向けて研鑽を重ねていきたいと考えております。
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