まず初日の9月11日は、 13:00に長崎空港集合し、15:00に調査を実施する「橋の際資料館」に到着、機材を搬入しました。そして、早速に民具資料の計測と写真撮影等を含む資料台帳作成を行いました。
資料撮影作業
資料整理・展示作業
記録・台帳化作業
翌12日は、まず波佐見町教育委員会へ向かい、教育長にあいさつを行ったのち、教育委員会文化財保護係の山口浩一氏と中野雄二学芸員による講話を開催していただきました。
右:波佐見町教育委員会 山口氏、左:中野学芸員
講話開催状況
午後からは、引き続き橋の際資料館での民具整理作業を実施しました。
9月13日、14日も引き続き作業を行い、夕刻にはほとんどの台帳化作業を完了し、その後資料館の展示作業と環境整備を行いました。
翌15日は、今後の資料館展示の更新と発展を目的に、波佐見町内の地域文化資源の確認と、波佐見町に隣接し、同様に焼き物を町の主産業とする佐賀県有田町の博物館についての見学実習を行いました。
波佐見町世界の窯広場
波佐見町観光交流センター くらわん館
佐賀県立九州陶磁文化館
有田町歴史民俗資料館
香蘭社 有田本店(古陶磁陳列館)
波佐見町 野々川キリシタン墓地
鬼木棚田
旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂
さらに、現在波佐見町が計画している博物館の外観を特別に観覧させていただきました。
(仮称)波佐見町歴史文化交流館 予定地
9月16日は、長崎県北部地域の博物館を対象とした見学実習を実施しました。当該見学は、橋の際資料館展示の参考とすること、さらに現在波佐見町が計画している博物館展示の参考とするために、同県域の多様なのコンセプトの博物館を見学し、博物館の収蔵状態の確認や、展示の問題点を把握することを目的としたものです。
今回は2台の車に分乗し、平戸市~佐世保市にかけての北部地域に点在する人文系博物館と史跡等の見学を実施しました。
平戸オランダ商館
松浦史料博物館
平戸市生月町博物館 島の館
最終日の17日は、大学への機材返送のための梱包・撤収作業を実施しました。その後、教育委員会へ挨拶を行い、お昼頃に長崎空港に到着し、解散となりました。
本年度は、前回までの長野県木島平村から場所を移して実施した初めての実習で、環境・設備等が慣れない中、学生達も積極的に実習に参加していました。今回行った実習では、主に民具資料の整理作業を実施しましたが、今回の成果は後期の授業内で精査を行い、波佐見町に還元する計画であります。
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