総会は、東日本部会長大学である桜美林大学の浜田弘明教授が開会の挨拶を行い、続いて委員長大学である東北学院大学の辻秀人教授、開催大学の東海大学 山田清志学長より挨拶があり開会されました。
桜美林大学 浜田弘明 教授
東北学院大学 辻秀人 教授
東海大学 山田清志 学長
司会進行:東海大学 江水是仁氏
まず、浜田教授より平成27年度事業報告があり、続いて事務局の黒岩友見子氏より収支決算報告を行われました。次に平成28年度の事業計画及び予算案、役員大学改選の審議があり、全会一致で承認されました。その後、平成28年度東日本部会研究助成の選考審議が行われ、日本大学理工学部登川幸生教授が代表を務める「大学付属博物館におけるMLA連携を意図した学芸員養成課程の教育に関する研究」と東京農業大学生物産業学部の宇仁義和准教授が代表を務める「ネットワーク型学芸員の活動アーカイブの作成と価値評価」が採択されました。
さらに、平成27年度助成の成果報告として、本学中島助手が「学芸員養成上必要とされる基本文献の集成と博物館学史構築に関する研究」を、郡山女子大学短期大学部の桑野聡准教授が「短大の学芸員養成課程と地域博物館の連携のための実践的試み」をそれぞれ報告し、最後に次年度全国大会等の連絡が本部事務局より行われ、総会を終了しました。
中島 成果発表風景
郡山女子大学短期大学部 桑野聡 准教授 成果発表風景
ICOMミラノ大会参加報告
日本博物館協会 半田昌之 専務理事
その後合同部会が開始されました。今回の合同部会のテーマは、「新しい博物館活動に対応できる人材育成と課題-ジオパーク、エコミュージアムの活動事例から-」に設定され、金目エコミュージアム 米村康信会長、平塚市博物館 澤村泰彦館長、茅ケ崎市文化資料館 須藤格学芸員、日本エコミュージアム研究会 大原一興会長の4名より、神奈川圏でのエコミュージアム運営の現状について報告と意見が述べられました。シンポジウムでは、エコミュージアム・ジオパーク運営に関する人的問題が提起され、その上でどのような学芸員養成が求められるのかについて、積極的な意見が交わされました。
金目エコミュージアム 米村康信 会長
平塚市博物館 澤村泰彦 館長
茅ケ崎市文化資料館 須藤格 学芸員
日本エコミュージアム研究会 大原一興 会長
シンポジウム風景
その後の研修会においては、各大学の担当者が個別に情報交換を行い、それぞれが抱える問題点などが話し合われた。
今回の東日本部会大会では、それまであまり俎上に上ることのなかった自然科学系博物館を含むテーマとし、多角的な方面から事例報告とディスカッションが行われたことに意義があるかと思います。
次年度の東日本部会大会は、東京女子大学にて開催予定です。
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