2012年9月26日水曜日

つきさっぷ郷土資料館だより

『季刊 つきさっぷ郷土資料館だより』第34号に落合准教授「郷土資料館のあり方 つきさっぷ郷土資料館の役割」が掲載されました。


2012年9月23日日曜日

後期授業開始

本日より後期の授業が始まりました。

後期は10月1日から中華人民共和国の西安にございます于右任故居紀念館の館長である于大方氏を招聘研究員としてお招きいたします。

ひと月の間に3回の講義を行っていただく予定になっておりますので、またその様子をこちらでご紹介したいと思います。

2012年9月8日土曜日

韓国研究調査


青木豊教授が文学部研究調査旅費により韓国の釜山・金海・晋州・慶州・尚州・大邸地域の博物館調査を行いました。


打ち合わせの様子

晋州国立博物館


2012年9月1日土曜日

博物館実習Ⅲ

今年の夏も博物館実習Ⅲ(実地見学実習)が行われました。

博物館実習Ⅲは冬に4コース、夏に2コース設けており、各コース25~30名の学生が参加しています。
今年の夏コースは関西地方と北海道地方で行いました。
どちらのコースもお天気に恵まれましたが、その分気温が高く、体力的に過酷なものとなりました。

博物館の中では学芸員の先生方にお話をいただけた館もあり、普段はなかなか見学できない収蔵庫などのバックヤードを見せていただきました。

ご多忙の折、ご対応いただいた博物館の皆様、本当にありがとうございました。



夕張市の石炭博物館での見学の様子


星の降る里百年記念館


2012年8月20日月曜日

実物資料の力


大分県日出町に所在する妙光寺の屏風一双を更に預かり、個人的に修復することになりました。

以前こちらこちらで紹介した作業を繰り返すことになりますので、今回は屏風の解体を日出町の中高生とその親御さんに手伝ってもらうことにしました。

日出町には日出町の歴史を理解する博物館が無く、日出町の歴史がわかる資料を目にする機会がほとんど無いため、土地に住み、日出城址に建つ小学校、中学校に通っていたけれどその歴史は詳しくわからないという人が多いようです。以前の私もそうでした。

今回の屏風も以前の屏風と同様江戸時代に仕立てられたもので、下張りには江戸時代の文書がたくさん貼ってありました。これを順番に状態の写真を撮りながら剥がしていきました。

虫害や汚れがかなりひどいうえ、単調な作業なので中高生は嫌がるかもしれないと懸念しましたが、次々に現れる借金証文や薬の包み紙、大福帳や漉きなおした再生紙などに「日出町にも本当に江戸時代があったんだ」と感心し喜んで剥がしてくれました。

また、出てきた文書の日付を読んで、学校で学習した事件の年と対比させて考えることができたようです。
年号を覚える歴史学習とは違い、本物の資料を目にすることによって歴史を実感できたと感想をもらい、私としても本物の資料の持つ力の大きさを感じ、改めて博物館での実物の展示や文書の展示などを考えることができました。


屏風の格子から文書を剥がす中高生と親御さん

2012年8月15日水曜日

論文掲載

『國學院雑誌』第113巻第8号(通巻1264号)に落合知子准教授の「我が国最初の野外博物館-宮崎自然博物館の成立とその社会的背景-」が掲載されました。

人文系 博物館資料論の刊行

青木豊教授編『人文系 博物館資料論』が雄山閣から出版されました。

本書は新カリキュラムの博物館学課程に対応した4冊シリーズのうちの一冊で、内容は下記の通りです。


第Ⅰ章 博物館資料の概念(青木豊) 
第Ⅱ章 博物館資料の具体(宮本瑞夫) 
第Ⅲ章 博物館資料の収集史(内川隆志) 
第Ⅳ章 資料収集(小西雅徳) 
第Ⅴ章 博物館資料化への課程(杉山正司) 
第Ⅵ章 博物館資料の製作(大貫洋介) 
第Ⅶ章 博物館資料の総合的研究(辻秀人) 
第Ⅷ章 博物館資料の活用(中山誠二) 
第Ⅸ章 地域文化資源の種類(中野知幸・眞田芳彰)

2012年8月10日金曜日

関西地方 博物館実習Ⅲの実施

8月7日から10日まで関西地方の博物館実習Ⅲを実施いたしました。

今年のコースは京都にて集合後、京都文化博物館などの京都市内の博物館を見学し、その後舞鶴や丹後半島をまわり新神戸で解散するものでした。

一日に4~5館の博物館を見学させていただき、その土地ならではの展示や、保存の工夫など勉強させていただきました。

対応いただいた見学館の皆様に心よりお礼申し上げます。

2012年7月30日月曜日

屏風の修復2

以前屏風の修復の記事を書きましたが、本日はその続きの作業をご紹介いたします。

大学院生、学部生に屏風の骨に和紙を張る作業まで手伝ってもらい、両面に和紙を張ったものが6枚できたところで前期の授業が終了しました。

次はこの6枚を屏風の形に繋げていきます。

まず、もともと榾についている(昔の職人が付けた)鋸の印を合わせて2枚ずつ一組にし和紙でつけます。和紙蝶番を組むことで屏風は360°開きます。

和紙蝶番のための羽をつけています。
 この作業を繰り返し2枚ずつ×3作り、それをさらに同様の方法でとめていきます。

2曲ずつセットになった6曲


6曲屏風の形になったものに表紙を貼り、表紙を貼り終えたら裏紙を貼ります。

表紙をはったところ



6曲つながった状態で表紙と裏紙を貼るのはなかなか大変な作業でした。



まだこの状態では背の部分が汚いので、次はここに尾背を貼ります。その後は筋や裂を貼り、本紙を貼って、枠をつけて完成です。

まだ道のりは長いので、時間を見つけて続けていきたいと思います。



2012年7月24日火曜日

予算申請説明会

本日来年度予算申請のための説明会が開かれ、助手が参加してまいりました。

博物館学では実習教材などを申請し購入いたします。
学内実習を行っております博物館実習Ⅳでは毎年150名程の学生が履修し実習を行いますので、機材の消耗も早いようです。

充分な量を確保したつもりでも不足することも多々あるため、助手としては予算の申請、物品の購入、そして授業での物品の減り具合は日々気を使っております。

2012年7月21日土曜日

前期 博物館学特別講義

本日は前期分の補講として「博物館学特別講義」を文化庁の建石徹先生を講師に迎え開催いたしました。

保存科学についてのお話を中心に、建石先生が担当なさった高松塚古墳やキトラ古墳の壁画のお話、文化財レスキューの現状などの学内ではなかなか聞けない貴重なお話を伺うことができ、学生も大変勉強になったようです。

講義の様子
お忙しいところ講義を快く引き受けてくださった建石徹先生に心より感謝申し上げます。

2012年7月7日土曜日

屏風の修復

土曜日の午後や空いた時間などを利用して私の母の実家の屏風の修復を行っています。

ネズミや虫が多く生息し、更には雨漏りもする倉庫に長い間置かれていた為、様々な損傷がありました。



まずは本紙を外し、本紙のクリーニング、裏打ちを行いました。


クリーニングと裏打ち

仮張り板に貼ったもの



次に、下張りの文書を外します。この下張りに享保年間の文書がありましたので、それ以降の作ということが判明しました。
六曲屏風で剥がす量も膨大ですので、大学院の専門実習や学部の博物館実習Ⅳの授業の中で、授業での作業が早く進んだ学生に手伝ってもらいました。
下張りの文書を剥がす学部4年生

下張りをはがした榾はまだ使えそうでしたので、こちらに再び和紙を正麩糊で塗り重ねていきました。(この作業も大学院生、学部生に手伝ってもらいました。)

学部生には剥がした文書で状態の悪いものを裏打ちする作業も行ってもらいました。
一連の作業で古い資料の取り扱いのむつかしさや、汚くなってしまった屏風などから歴史的な資料を発見できる喜び、修復の大変さなどが伝わったようです。

私は引き続きこの屏風の修復を行っていきます。

2012年7月2日月曜日

博物館学紀要第37輯

博物館学研究室では、本学の卒業生や教員、学生の博物館学に関する論文の発表の場として毎年度末に『博物館学紀要』を発行しております。昨年度までで第36輯まで発行しており、本年度は第37輯の発行になります。

第37輯の卒業生の申請を6月末で締め切り、2名の院友(卒業生)から応募がありました。
お寄せいただいたタイトルはどちらも大変気になるもので、論文の到着が楽しみです。

また、本日は投稿要項などを院生に配布し、論文を書くように促しました。
多くの論文が寄せられることを期待しております。

今後『博物館学紀要』の古いものは順次研究室のホームページにPDFでアップしていきたいと考えております。

2012年6月27日水曜日

博物館実習Ⅲ夏コース最終説明会

博物館実習Ⅲ夏コース(5・6回)の最終説明会を2202教室にて行いました。
私(野中)が説明し、該当者のほとんどが参加してくれました。。

本学では博物館実習をⅠ~Ⅳまで設けており、Ⅳまですべてを履修し合格すると実習の3単位が認められます。

博物館実習Ⅰでは資料を扱う基礎を、博物館実習Ⅱでは資料の取り扱いの基礎に加え展示の企画などを学び、Ⅳは実際に資料の取り扱いの手順や作法、二次資料の制作などを行います。

この博物館実習Ⅲでは特定の地域を絞り、その地の博物館を3泊4日で見学し、博物館の現状と博物館施設の実際を見学する実習です。

履修者が多いので、6コース設けており、平成24年度は下記のようになっています。
1 九州地方
2 四国地方
3 北陸地方
4 甲信越地方
5 関西地方
6 北海道地方

1~4までは2、3月に既に実施しており、今回は5・6の2コースのみとなります。

関西地方は京都を出発し丹後半島をめぐり神戸に行くコース、北海道は札幌から夕張、富良野、旭川の博物館を見学し札幌に戻るコースになっています。

3泊4日の長い旅になりますが、この実習は多くの卒業生にとって忘れられない良い思い出になっているようです。

見学先の博物館の皆様、お忙しいところ恐縮ですがどうぞよろしくお願いいたします。

2012年6月25日月曜日

全博協全国大会が開催されました

6月23日㈯、24日㈰の二日間、関西大学にて全国大学博物館学講座協議会(略称:全博協)の全国大会が開催されました。

全博協は本学が委員長大学をしておりますので、まず委員長大学代表である青木教授より開会のあいさつが行われ、続いて関西大学学長楠見先生よりお言葉をいただきました。


委員長あいさつをする青木教授

総会では札幌学院大学の鶴丸先生の進行のもと落合准教授が事業報告ならびに決算報告等を行いました。
事業報告を行う落合准教授(写真左)

総会の後には研修会が行われました。
研修会は京都国立博物館副館長の栗原祐司先生に「文化財レスキューと大学博物館の果たすべき役割」というお話を、関西大学教授である高橋隆博先生には「明治初期の文化財をめぐる動向」というお話をいただきました。
講演の後には関西大学の米田文孝教授の進行によりフォーラム「大阪の公立博物館の現状」が行われ、大阪歴史博物館運営課長である文珠省三先生、大阪府文化財センター主査である合田幸美先生にお話を伺い、大阪の博物館をめぐる問題について意見が交換されました。

会場の様子
二日目は見学研修会「水都大阪の景観と文化施設」が行われ、史跡の保存や文化施設の活用について考える機会をいただきました。


見学研修会の様子

見学研修会の見学地「太閤園」にて
(左より青木教授、大阪学院大学大塚和義教授、お茶の水女子大学鷹野光行教授)

全国大会開催をお引き受けいただいた関西大学の関係者の皆様、ありがとうございました。

2012年6月19日火曜日

山口育英奨学会研究助成が採択されました


青木豊教授申請の「自然史系博物館の総合的研究」が山口育英奨学会の学術研究助成に採択されました。

2012年6月15日金曜日

仮張板に柿渋を引く作業

本日は良い天気なので、博物館実習Ⅳの授業内で仮張り板に柿渋を塗る作業をしました。


仮張り板に柿渋を塗る実習生
 本来なら木で骨組みを作り、そこに和紙を張り重ねたもの(襖や屏風をイメージするとわかりやすいです)を仮張り板をして使用するのですが、最近の実習ではベニヤ板を使っています。木枠から作るといいのですがそこまでの時間は取れません。

柿渋はまだ青い柿を圧搾した液を熟成、発酵させた液体です。タンニンを豊富に含んでおり、防腐効果があり、乾くと防水効果を発揮します。
この防水効果を狙って仮張り板に塗るのです。

昔ながらの柿渋はすごいに臭いがするらしいのですが、実習では周りの迷惑もあるので、無臭のものを使い、幾重にも塗り重ねていきます。



木枠に和紙を張り、柿渋液を塗り重ねた仮張り板
 上の画像の仮張り板は木枠に和紙を重ね、茶色くなるまで塗り重ねた仮張り板です。ここまで塗るにはかなり塗り重ねなければなりません。



この画像は今日塗ったもの。立てかけているものが2回塗ったもの、左側の下に置いているものが3回目が終えたくらいでしょうか。なかなか遠い道のりです。

今日塗ってくれた実習生。
おつかれさまでした。

2012年6月11日月曜日

國學院大學博物館学研究室のホームページを公開しました。

本日6月11日、國學院大學博物館学研究室のホームページを公開しました。
http://www2.kokugakuin.ac.jp/museology/

平成23年度まで博物館学では「平成21年度採択文部科学省GP 高度博物館學教育プログラム」を行っており、こちらのページでGP関連の活動を紹介しておりました。
GPが平成23年度で終了しましたのでこのホームページも更新することがなくなりました。
したがって新しいホームページはGPのページの後継として、また、博物館学研究室の活動を知っていただくために開設いたしました。

まだ、ホームと刊行物のページしか情報という情報は載っておりませんが、これから徐々に充実させていきます。

更新のほとんどはこちらのブログになると思いますので、お目通しいただければ幸いです。

2012年5月25日金曜日

博物館学人物史㊦刊行

青木豊教授/矢島國雄教授(明治大学)編『博物館学人物史㊦』が雄山閣より刊行されました。




博物館学人物史㊦amazonページ

野外博物館のありかた

落合知子准教授がお書きになった「野外博物館のありかた」『観光考古学』ニューサイエンス社が刊行されました。