2014年4月28日月曜日

弥生土器製作実験

 博物館学専門・特殊実習の授業の一環として、弥生土器の製作実験を行いました。これは、本年度の夏季集中実習において、「木島平村から出土した弥生土器で木島平村産の米を炊く」というワークショップを計画しているためであり、米炊きに使用する土器を製作しました。
 まず、青木豊教授より製作方法の説明があり、それから各々の製作に取り掛かりました。

青木教授解説風景
 
厚さ1cm、径7cm程度の底部を作成し、その後ひも状に成形した粘土を積み上げていく「手づくね」方式で形を作っていきます。
粘土塊から底部を製作
粘土紐を作る
底部の上に粘土紐を重ねていく
 重ねた粘土紐と底部を着ける
粘土紐同士を一体化させる

 竹べらで外形を整える
 口縁を付ける
 外面に施文する
 完成(乾燥中)

 今回作製した土器は、十分に乾燥させたのち野焼きする予定です。

 本年度は、弥生土器による米炊きのほかに、ナイトミュージアムや勾玉づくり体験等様々なワークショップを開催する予定です。実習に参加する院生は11名で、7月25日~31日の期間で実習を行う予定です。
 製作風景1
 製作風景2
製作風景3

2014年4月7日月曜日

中日学術交流博物館学講座②

 3月23日より実施された中日学術交流博物館学講座の一環として、博物館学実習室において実習を行いました。実習内容は、東大寺八角灯篭の音声菩薩の二次資料作成で、本学青木教授・落合准教授が授業を行いました。
 


 まず、音声菩薩のレプリカより採拓を行いました。



 その後、正麩糊を焚き、美濃紙で裏打ちを行い、額装を行いました。




 本学での博物館学講座は27日で終了しました。交流団一行は、28日より熱海を含む関東圏の博物館を見学し、関東での交流事業は修了しました。

2014年4月4日金曜日

中日学術交流博物館学講座①

 平成26年3月23日より、中日博物館学術交流団として中国西安市の博物館関係者18名が来日しました。

 24日~27日の間、國學院大學におきまして「中日学術交流博物館学講座」を開催しました。
 まず、本学の青木豊教授、落合知子准教授をはじめ、明治大学の矢島教授、常磐大学の高橋教授、東京国立博物館の栗原部長など、多くの教員による博物館学の講義を行いました。
 講義風景
 中央:本学 青木教授
本学 落合准教授講義風景
 中央:明治大学 矢島教授
左:常磐大学 高橋教授

また、國學院大學博物館の加藤学芸員より、本学の博物館に関する解説を戴きました。


 27日は、日本の額装技術を学ぶということで、本学博物館学実習室で東大寺八角灯篭の音声菩薩の二次資料製作を行います。

2014年4月2日水曜日

平成25年度 大学院修了記念祝賀会

 平成26年3月22日に大学院の修了式が挙行され、博物館学研究室からは博士課程前期10名、後期1名が大学院を修了しました。
 13:00よりAMC1階の常盤松ホールで修了式典が催され、その後若木タワー18階に於いて修了記念祝賀会が開催されました。



 大学院を修了する学生の進路は、進学するもの、博物館へ就職するものなど様々です。しかし、大学院で学んだ事や、得た友人・人脈などは今後の生活に於いても役に立つことがあるかと思います。修了する学生には、本学の大学院で得たものを活かしながら今後頑張っていってもらいたいです。