2013年9月27日金曜日

平成25年度海外インターンシップ(中華人民共和国)、青木教授講演

 博物館学研究室では、平成22年度より海外の博物館との連携をはじめ、調査や海外インターンシップを行なってきました。本年度も海外インターンシップがはじまり、9月3日より博士課程後期の落合君が中華人民共和国でインターンシップを行なっております。
 インターンシップの開始に伴い青木豊教授も訪中し、インターンシップ生の紹介と打ち合わせを行いました。

于右人故居紀念館中庭にて
右より、落合広倫(インターンシップ生)、于大平副館長、于大方館長、青木豊教授

 9月6日に上海大学において、青木豊教授が「博物館展示の基礎概念」というテーマで講義を行ないました。

上海大学での講義
左、陶 上海大学教授

 翌7日には、上海博物館において意見交換が行なわれました。
上海大学での意見交換
左、胡江 副館長

 なお、10月8日には先述の于大平副館長が来日し、大学院で講義を行なっていただく予定です。

2013年9月24日火曜日

上海大学 教職員来校

 9月23日に、上海大学より陳 党委宣伝部長、郭 館長助理が来校されました。先日、上海大学で青木教授が講演されたことをきっかけとした今回の会合ですが、今後検討していく両校間の博物館学の交流について意見交換がなされました。





2013年9月10日火曜日

博物館実習Ⅲ 東北地方実習

 8月27日~30日の日程で博物館実習Ⅲの東北地方実習を催行いたしました。今回は青森県と岩手県の博物館・史跡等を見学しました。
 8月27日は、特別史跡三内丸山遺跡、青森県立郷土館、田舎館村田んぼアート、同村埋蔵文化財センター・博物館の見学を行いました。青森県立郷土館では、学芸員の伊丸岡様から館の概要とバックヤードの解説を受けました。
青森県立郷土館 見学風景
田舎館村田んぼアート

 28日には、下北郷土資料館、北洋館、むつ科学技術館、三沢市先人記念館、三沢市歴史民俗資料館を見学しました。中でも三沢市歴史民俗資料館では、川村所長から展示解説をいただきました。川村所長からは展示解説だけでなく学芸員としての心構えなどについてもお話をいただきました。
下北郷土資料館 見学風景
三沢市歴史民俗資料館 見学風景

 29日は八戸市博物館、八戸市南郷歴史民俗資料館を見学し、岩手県に移動して御所野遺跡、もりおか歴史文化館を訪問しました。八戸市博物館では、小笠原副館長に館の概要をお話しいただき、学芸員の柏井主事からバックヤードの解説を受けました。
八戸市博物館 見学風景

 30日には、岩手県立博物館、盛岡市先人記念館、盛岡市遺跡の学び館を見学しました。岩手県立博物館では、学芸員の八木様から館内の案内と収蔵庫の見学をさせていただきました。
岩手県立博物館 見学風景

 東北地方実習では、多くの博物館でバックヤードの見学をさせていただき、大変勉強になりました。実際の現場を見ることができることは今後に繋がる良い経験になったと感じました。

博物館実習Ⅲ 関西地方実習

 8月6日~9日の日程で、博物館実習Ⅲの地方研修を実施しました。実習先は関西地域で、兵庫県と大阪府の博物館を見学しました。
 8月6日は、兵庫県の伊丹市立博物館、西脇市郷土資料館、加古川流域滝野歴史民俗資料館、小野市好古館を訪問しました。中でも伊丹市立博物館では、学芸員の岡崎様から解説をしていただいたほか、収蔵庫の見学もさせていただきました。
西脇市郷土資料館 見学風景

 7日は、姫路城、兵庫県立歴史博物館、兵庫県立考古博物館、播磨町郷土資料館の4館を見学しました。中でも姫路城は現在修復作業がされており、その修復内容を見学できる覆屋「天空の白鷺」を見学することができました。また、兵庫県立歴史博物館では学芸課長の神戸様からお話を伺いました。
天空の白鷺 内部
兵庫県立歴史博物館 見学風景

 8日は淡路島に渡り、洲本市立淡路文化史料館、淡路市北淡歴史民俗資料館、淡路市立中原稔猫美術館を見学し、その後神戸市水の科学博物館、神戸華僑歴史博物館を見学しました。
洲本市立淡路文化史料館 見学風景

 最終日の9日は、大阪府立弥生文化博物館、堺市博物館、国立民族学博物館の3館を見学しました。弥生文化博物館では、秋山副館長からバックヤード見学を行なっていただき、さらに院友である学芸員の佐藤直紀氏から展示解説を実施していただきました。

展示解説風景

 今回の博物館実習では、非常に広範囲を移動し、多様な館種の博物館を見学することができました。実習に参加した学生はもちろん、引率教員にとっても勉強になった点が多々あったと感じます。