2012年4月15日日曜日

「富士山図」鏡が魔鏡であることを確認

春の実習旅行の際に南山大学人類学博物館で青木教授が確信し、南山大学からお借りした「富士山図」鏡を分析するために、魔鏡の共同研究機関である山梨県立博物館へ青木教授が出張いたしました。

分析の結果、阿弥陀如来が浮かぶ魔鏡であることが確認されました。
富士山の文様で鏡師名がある魔鏡は、青木教授の長い鏡研究の中でも初めて確認したということで、非常に珍しいもののようです。

「富士山図」鏡X線写真

「富士山図」鏡拓本




 

2012年4月6日金曜日

博物館学教員打ち合わせ会

博物館実習室にて博物館学教員打ち合わせ会を行いました。

平日の夜というお忙しい時間にもかかわらず、9名の先生においでいただきました。
ありがとうございました。

博物館学講座は本学専任教員4名の他、学部では7名、大学院では9名の兼任講師の先生においでいただき、計20名の先生により授業を行っております。

本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

2012年4月2日月曜日

平成23年度の刊行物

平成23年度の國學院大學博物館学研究室の刊行物のご紹介をいたします。


 『國學院大學博物館学紀要』第36輯

    
   その名の通り研究室の紀要です。

   論文の題目の紹介はこちらに載せております。

『國學院大學 院友学芸員』No.5
 
    
 全国で活躍する院友学芸員を紹介しております。本学での博物館学 講座開講50周年を記念して刊行することになり、5冊目を刊行することができました。

 詳しい内容はこちらに載せております。




これら2冊の研究室の刊行物の他に、研究室に事務局を置いております全国大学博物館学講座協議会の『全博協紀要』第14号と『全博協会報』第49号を発行しました。

まだ、『全国大学博物館学開講実態調査報告書』第11回の刊行もいたします。


博物館学研究室の春

春は紀要や報告書の刊行などどこの大学でも忙しいと思いますが、博物館学研究室もなかなかハードスケジュールであります。

私、助手の野中の大きな仕事としましては、下記のようなものがあります。

  • 2~3月に4回行われる博物館実習Ⅲ(見学実習)の準備と引率
  • 博物館学紀要の発行
  • 院友学芸員の発行
  • 全国大学博物館学講座協議会の会報の発行
  •       〃             紀要の発行
  •       〃             実態調査報告書の発行

博物館実習Ⅲは3泊4日の旅行形式の見学実習であり、平成24年度は九州、四国、北陸、甲信越、関西、北海道の6コース行われます。コース及び見学する博物館の選定、見学館学芸員へのお願い、旅行会社や保険の手続き、学生への説明など一人で行っています。参加する学生は各コース25名以上おります。

このうち4回が春2~3月にあるので、実習の引率をしながら刊行物をつくることになるのです。
不慣れな点も多く印刷の方や実習では博物館の方へご迷惑をおかけいたしました。


話は少しそれますが、春の実習では大きな発見もありました。
北陸コースの最後に見学させていただいた南山大学人類学博物館において、青木教授が展示されていた「富士山図」鏡が魔鏡ではないかと確信され、研究をすることになりました。