2018年3月6日火曜日

平成30年度 第1回 博物館実習Ⅲ 九州地方

 平成30年2月20日から23日にかけて、平成30年度第1回の博物館実習Ⅲ(地方見学実習)を催行しました。今回は九州地方をテーマとし、福岡、熊本、長崎県域の博物館見学を計画しました。参加学生人数は30名でした。
 初日の2月20日は、午前9時にJR博多駅筑紫口付近に集合し、青木教授より諸注意の伝達があったのち、福岡市博物館をまず見学しました。同館では、主任学芸主事(学芸員)の末吉武史氏より館の概要解説とバックヤードに関する詳細な概説をいただきました。
 福岡市博物館 外観
末吉武史 主任学芸主事 講義風景

 その後、和水町歴史民俗資料館および江田船山古墳、熊本県立装飾古墳館、熊本市田原坂西南戦争資料館を見学し、同日は熊本市内に宿泊しました。
 和水町歴史民俗資料館
 熊本県立装飾古墳館
熊本市田原坂西南戦争資料館

 翌21日は、熊本市から南下をし、天草地方および長崎県の島原半島の博物館を見学しました。行程の中で、天草市立本渡歴史民俗資料館、天草市立天草キリシタン館、天草市立五和歴史民俗資料館、雲仙市小浜歴史資料館を訪問しました。
 天草市立本渡歴史民俗資料館
 天草市立天草キリシタン館
 天草市立五和歴史民俗資料館
雲仙市小浜歴史資料館

 3日目は、宿泊地の大村市から諫早市へ移動し、諫早ゆうゆうランド干拓の里 干拓資料館、諫早市美術・歴史館、雲仙市歴史資料館 国見展示館、島原市有明歴史民俗資料館、道の駅みずなし本陣ふかえ 大火砕流体験館、土石流被災家屋保存公園を見学しました。中でも諫早市美術・歴史館では、川瀬雄一副館長から館の概要等について、また大島大輔専門員から特別展および常設展について詳細に解説をいただきました。
 諫早ゆうゆうランド干拓の里 干拓資料館
 諫早市美術・歴史館
 川瀬雄一 副館長 講義風景
 雲仙市歴史資料館 国見展示館
 島原市有明歴史民俗資料館
 道の駅みずなし本陣ふかえ 大火砕流体験館
土石流被災家屋保存公園

 最終日は、八女市岩戸山歴史文化交流館「いわいの郷」、九州国立博物館、宇美町立歴史民俗資料館の3館を見学しました。九州国立博物館では、博物館科学課の秋山順子研究員の案内でバックヤードと保存修復の作業現場を見学させていただきました。
 八女市岩戸山歴史文化交流館「いわいの郷」
 九州国立博物館
 秋山順子 研究員 案内風景
宇美町立歴史民俗資料館

 今回の実習では、九州地方の中でも訪問することの少ないと思われます天草・島原地域の博物館見学を計画し、その実態について理解を深めることができたかと思います。地方の中小館においても、工夫を凝らした展示や博物館活動を実施している館が複数確認でき、学生たちも地域博物館を考える上での参考になったかと思います。
 第2回実習は、平成30年2月27日~3月2日の日程で催行いたしましたが、日を改めて報告させていただきます。

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